当方から2022年に巣立った個体で、けいれん?ひきつけ?てんかん?のような発作が出た個体がいるとの情報が耳に入りました。

この件に関して詳しい症状や診断書を確認したいのですが、該当犬と思われる所有者にいくつかの方法で連絡を取りましたが返事が来ていない状態です。そのため詳細や事実確認と状況把握ができていません。引き続きできる限り確認をしていきたいのですが、今後うちから何かアクションをすることが出来ない可能性があります。

詳細な情報がないご報告となっていることを先にお詫び致します。

今回のことを踏まえて二点改めて説明致します。
まずは、生き物において遺伝の多様性や、個体の飼育過程における成長は、個性と進化をもたらす大切な要因です。疾患は、この仕組みの中で発生すると言われています。

親犬は輸入段階で検査、遺伝性疾患のキャリアがある個体でさえも排除してから当犬舎で飼育し繁殖しています。エンバークはもちろん、それ以外にもレントゲン、必要あれば血液検査、尿検査、エコー検査も行なっています。

これらの健康チェックをしていても、全ての子犬を生涯健康で完璧に出せるかと言ったら答えとしてはNOです。

責任を持って繁殖させているつもりですが、特殊性のある生体の繁殖をしていること、今の医学での限界もあります。

次に症状があったとされる発作の代表として”てんかん”を説明します。(実際発症している個体が”てんかん”なのかは把握できていません)

これらは一部遺伝性に関しても関与が疑われる可能性もあります。ただ、これは実際にどうなのかは精査をしても原因不明となることが多いです。これらは人間の世界でもまだ遺伝性については多くが解明されていない部分です。

また、てんかんの発生は犬の場合100頭に1頭いると考えられている非常に頻発する発作です。

人間の世界でもてんかんは研究がされていますが、下記サイトの引用ですがこれらの原因に何か理由があるのか、遺伝性に関しては断定しきれていません。

そのため、私たちの繁殖した犬は成長過程において相談事や何かあれば情報共有をしていきながら育てていきたいです。本内容を見ているオーナーの犬に今後何か気になる点があればうちに連絡をいただければと思います。私たちは二人いるので話しかけやすい方にお伝えいただければと思います。

また、疾患に関して何かしらの報告が、他の部外者からされたとしても、私たちが把握していない件を判断することは非常に難しいです。一過性のものなのか?頻発しているのか?大発作なのか?外傷性?中毒?遺伝?炎症?様々な理由が考えられます。そのため一部の抽出した情報だけで全て判断できません。

状況の混乱を防ぎたいのですが、私たちの手から離れた犬のことは、オーナーの協力がないと模索することに限界があることをご理解いただければと思います。

※参考資料

https://www.wahpes.co.jp/tenkan.asp

https://www.neurology-jp.org/guidelinem/epgl/tenkan_2018_17.pdf

ユミル、ブーリ、ギンを4代上までたどりましたが癲癇はないとのことです。それより前の先祖個体に関しても調査していきます。

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