【エンバークとは?】
アメリカの企業が行なっている安価なDNA検査のキットです。
どのような犬種が入っているかのパーセント表記、200程度の遺伝性疾患の有無(ヘルスチェック)があります。

海外の足の長いウルフドッグのエンバーク結果を掲載します。
https://my.embarkvet.com/dog/houseofbelmont

このように各項目でDNA検査を行えて、犬種のパーセントが出ます。しかし、当事犬のDNAを取ってないのならば、その表記はおおよそでしかないです。
兄妹犬が〇〇だったから、とアメリカで伝えてきてもそれは明確な証明ではないとされて跳ね除けられます。
なぜならば兄妹犬でも±10%ほどもパーセンテージの差が出てくる事があるからです。
そしてエンバークは安価な遺伝子検査キットです。DNAチェック内にあるヘルステストはおおよその健康の指標となるチェックでしかありません。
骨格構成や目の異常に対しての検査は別途必要です。極端に言うとX脚であっても健康チェックはクリアすることが多くあります。
骨格構成、目に関しては別枠の検査が必要です。おおよその健康チェックとして成り立っているだけです。そのために二万円程度の安価な検査になっています。例えて言うならば、血液検査だけでは内面の疾患が把握できないのと同じで、健康チェックをクリアしたイコール健康なのかと言ったらそれは違います。あくまでも遺伝性疾患の有無の指標です。
骨格は犬の後脚が真っ直ぐか?歩き方や骨格検査で指標を求めた方がいいです。
特にオオカミの血が入った個体は健康チェックはクリアになる傾向が高いです。
その他にも股関節などの脚の骨格構成にはエンバークのテスト結果はほとんど関係ないです。
実際エンバークで骨格形成不全でも遺伝子疾患の項目に当てはまっていないと、テスト結果にはオールクリアで何も出ません。

エンバークでクリアしたから、エンバークで兄妹犬が〇〇%だったから、と話されるアメリカの飼育者もいますが、煮詰めた答えを出していない時点で、それは兄妹犬の結果であって当事犬ではありません。
安価なのに検査をなぜ当事犬に行わないのか?そんな事までもアメリカでは言われてしまいます。売る側が買う側のことを考えているのであれば、答えは容易に出ます。憶測や確実性のない話題に耳を傾けるのではなく、なぜそうなったの理詰めをしたほうがいいです。

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エンバークの記事に関してはリアルウルフドッグに掲載したものをそのまま転載しています。

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